遺言

2009年8月26日 (水)

遺言の時期

 遺言を書く人は財産がたくさんある人だと思ってらっしゃる方がけっこう多いように思います。2時間物のサスペンスドラマや私たち遺言に関わる資格者達のせいで遺言=財産の分割方法という考え方が定着しているのでしょう。

 では、遺言=財産の分割方法ではないとすれば遺言とはなんなのでしょうか。私は遺言=残す言葉と考えています。財産があるから遺言をするというのではなく、家族を含めかかわりがあった人達に伝えたいことがあるから遺言をするという方が自然だからです。遺言=財産の分割という視点で遺言を作成すると財産の分割方法だけしか記載せず、その他の伝えたいことを記載することを忘れてしまい残された人へ財産の分割方法しか残すことができません。また、財産を相続しない人に残したい言葉があるのにそれを忘れてしまう恐れもあります。(財産の分割方法以外の事は、付言事項として遺言に記載したり、遺言とは別に手紙を書いたりすることができます)

 ここまで読んでいただいた方はもう遺言の時期についてお分かりになっていると思います。そうです、残したい言葉がある時が遺言の時期です。

 財産の有無や多少にかかわらず残したい言葉がある方は遺言をすることをお勧めします。

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2009年7月15日 (水)

遺言の検認

 大切な方が亡くなって、その方の遺言が出てきたときの手続きをご存知でしょうか?今日はその手続きについて書いてみます。

 公正証書遺言であればおそらく遺言執行者の方がいらっしゃると思うのでその方に連絡をすれば相続手続きは進んでいきます。しかし、自筆証書遺言、秘密証書遺言が出てきた時の手続きをご存知の方は少ないと思います。

 封をしてある自筆証書遺言や秘密証書遺言が出てきた場合は、封を切ったから遺言が無効になるというわけではないのですが封を切ってはいけません。そのままの状態で亡くなられた方の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に遺言の検認の申し立てをします。

 この遺言の検認をしないと手続きが進んでいきません。遺言の検認の申立ては必要書類の収集等で煩雑なので、自筆証書遺言や秘密証書遺言が出てきた場合は弁護士または司法書士に相談してください。

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