商業登記

2009年12月 4日 (金)

目的の決め方

 会社を設立されるときや、目的を変更するときに漠然とやりたいことだけを決めればいいのか、目的の文言まできっちりと決めなければならないのか悩まれる方が結構いらっしゃるとおもいます。

 それぞれ事務所によってやり方があるとは思いますが、弊所では漠然とした目的だけを決めてもらい、それに沿った文言をご提案し目的を固めていくという方法をとっています。

 お客様に目的の文言まできっちりと決めてもらい、そのとおりの登記をするより時間はかかりますが、お客様とお話する時間がより多くなるので私はこの方法が気に入っています。

 目的の文言まで決めなければならないと思っていらっしゃる方は、それほど悩まずに漠然とした目的だけを決めて相談してみてください。

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2009年2月 4日 (水)

法人=人 Part2

 今日は前回の続きです。もう少し分かりやすいように取締役の任期を慎重する場合を使って説明します。

 非公開会社では、定款によって取締役の任期を選任後10年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の時まで伸長することができます。

 上記のように任期を10年に伸長した場合、役員変更登記が10年に1度でいいというメリットと、任期途中で解任した場合、その解任理由に正当な理由がない場合、残存期間の報酬相当額の損害賠償請求を提起される可能性があるというデメリットがあります。

 Aという会社は、1人株主、1人の取締役で、その株主が取締役をしているとします。Bという会社は、1人株主、2人取締役で、その株主と、友達が取締役をしているとします。

 これを上記のメリット、デメリットに当てはめると、Aという会社にとってはデメリットは関係ないのですが、Bという会社にはデメリットが関係してきます。つまり、任期を伸長した後に、株主である取締役が正当な理由なくしてもう一人の取締役を解任してしまった場合、損害賠償請求をされる可能性があるということです。こういう場合は、株主である取締役のみの任期を伸ばし、他の取締役については任期を1年や2年といった短い期間にして任期満了時にどうするかを考えるようにします。

 こういったことは、法人=人であるということを考えると当然なのかもしれません。

 出来るだけわかりやすく書いたつもりなのですが、わかりにくかったら申し訳ございません。先に謝っておきます。

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2009年2月 3日 (火)

法人=人

 商業登記で気を付けていることは、法人はその名の通り「人」と同じということです。

 何を言っているのかよくわからないと思いますので例えを使って書いてみます。例えを使っても分かりにくいかもしれませんがお許しください。

 例えば、髪を短く切れば手入れは楽になりますが、寝癖がつきやすくなったり、髪型が1つしかできなくなったりします。逆に、髪を伸ばせば手入れに時間はかかりますが、寝癖がつきにくかったり、色々な髪形を楽しめたりします。また、長ズボンを履けば虫刺されを防ぐことはできますが暑いです。半ズボンを履けば虫刺されを防ぐことはできませんが涼しいです。商業登記はそれと同じです。つまり、ある事をすればメリット、デメリットがありそれを受け入れられるかどうかということです。

 ある手続きのご依頼を受けた時に、その手続きのメリット・デメリット及びそれが受け入れられるかどうかを法人の状態等を考えて適切なアドバイスをするということを商業登記では心がけています。

 長くなるので、商業登記での具体例は次回書きます。

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