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2009年8月26日 (水)

遺言の時期

 遺言を書く人は財産がたくさんある人だと思ってらっしゃる方がけっこう多いように思います。2時間物のサスペンスドラマや私たち遺言に関わる資格者達のせいで遺言=財産の分割方法という考え方が定着しているのでしょう。

 では、遺言=財産の分割方法ではないとすれば遺言とはなんなのでしょうか。私は遺言=残す言葉と考えています。財産があるから遺言をするというのではなく、家族を含めかかわりがあった人達に伝えたいことがあるから遺言をするという方が自然だからです。遺言=財産の分割という視点で遺言を作成すると財産の分割方法だけしか記載せず、その他の伝えたいことを記載することを忘れてしまい残された人へ財産の分割方法しか残すことができません。また、財産を相続しない人に残したい言葉があるのにそれを忘れてしまう恐れもあります。(財産の分割方法以外の事は、付言事項として遺言に記載したり、遺言とは別に手紙を書いたりすることができます)

 ここまで読んでいただいた方はもう遺言の時期についてお分かりになっていると思います。そうです、残したい言葉がある時が遺言の時期です。

 財産の有無や多少にかかわらず残したい言葉がある方は遺言をすることをお勧めします。

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